宮古から3団体を選定/「おきなわ・ふるさと百選」
県が認定証を交付
【那覇支社】「地産地消」をテーマにした第9回「おきなわ花と食のフェスティバル2014」が1日に那覇市の奥武山総合運動公園で開幕。会場内の県立武道館アリーナ棟ステージでは同日、2013年度「おきなわ・ふるさと百選」認定証交付式が催され、宮古地区からは平良狩俣自治会(上原正行会長)、多良間村の長瀬川・札屋・南・新池の4宗根(宮平行夫代表)、JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会オクラ専門部会(国仲常夫部会長)の3団体が選ばれ、山城毅農林水産部長から認定証が手渡された。
交付式の後、狩俣自治会の上原会長は「今回の認定はありがたい。心から感謝したい。狩俣は古い集落で地域や御嶽の行事などいろいろやってきたが、これを機会にますます笑顔いっぱいのふるさとづくりに取り組みたい」。多良間村の伊良皆光夫村長は「四宗根は八月踊りに次ぐ多良間の2大まつり。今回選ばれてますます地域の皆さんが自信と誇りを持って継承に頑張れる」。国仲部会長は「認定されてうれしい。関係機関の指導や生産農家、部会員の協力のたまもの。これからも勉強会や現場検討会を重ねて安全な良いオクラを生産していきたい」とそれぞれ喜びを語った。
県は農林水産業と関わりを持ち、地域が誇れる魅力あるふるさとづくりに取り組んでいる団体を「沖縄・ふるさと百選」として認定し広く県民に紹介している。農山漁村に対する理解を促進し、地域活性化に寄与することが目的。今回の認定を含めてこれまでに集落部門35件、生産部門44件、交流部門27件の計106団体が認定されている。