功績たたえ功労賞贈る/県給食研究協
平良校長、伊良部栄養士に
県教育庁が主催する第13回県健康教育研究大会が1月31日に南城市のホテルで開かれ、学校給食の取り組みに多大な功績があったとして、久松中学校の平良ヒロ子校長と下地共同調理場栄養士の伊良部惠子さんに学校給食功労賞が贈られた。
受賞した2人は4日、南小学校(屋嘉比邦昭校長)で受賞の報告を行った。受賞報告では、宮古地区学校給食研究協議会長を務める屋嘉比校長が受賞の経緯を説明。多年にわたる平良校長と伊良部さんの功績をたたえた。
平良校長は久松中が学校給食研究の指定校だった頃、教職員や保護者、地域、栄養士の協力を得ながら、実践的な研究事業に取り組んだ経緯などを説明し、「食は生きることへの意欲となる。毎日の食生活が健全育成にもつながり、給食はその基になっている。伝統的食文化に対する考えは自ずから生徒たちの健全な食生活を育むものだと思う」と話し受賞を喜んだ。
多年にわたり「食育」にこだわった献立や地産地消による食材の普及に取り組んだ給食栄養士の伊良部さんは「調理の現場は時間との戦いの場でもある。いかに効率よく調理し、安心安全な給食を子供たちに提供できるかが毎日の課題だ。仕入れる業者、地域の協力、調理師を含め給食を作るみんなの努力が報われた」と受賞の喜びを語った。