「全員の勝利」と乾杯/沖縄一周駅伝
25年ぶり優勝祝う/大勢参加し選手たたえる
沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会で25年ぶり6度目の優勝を飾った宮古島市選手団の快挙を祝う優勝祝賀会が5日、市内レストランで開かれた。陸上競技をはじめとする体育関係団体の代表らが多数参加して優勝を祝福。激戦を制した選手団の活躍をたたえた。本村邦彦監督は「選手とスタッフが一体になって勝ち取った全員の勝利。みんなに感謝したい」と話した。
第37回大会は先月25、26両日、沖縄本島をほぼ一周する30区間292・3㌔で行われた。県内14市郡の代表が競った結果、宮古島市は16時間48分18秒で25年ぶりの優勝を勝ち取った。2位の那覇市とわずか12秒差の激戦だった。
祝賀会では選手一人一人を紹介した後、選手団長を務めた市陸上競技協会の立津辰雄会長があいさつに立ち、「この優勝は、駅伝宮古の第2の黄金期の幕開けになる。これからも皆さんの応援をお願いしたい」と話して感謝を込めた。
続いて市体育協会の本村博昭会長が「宮古は今、どこに行っても一周駅伝優勝の話で持ちきり。本当にうれしく思う」と祝福。「このチームは強い。さらなる高みを目指して頑張ってほしい」と激励した。
下地敏彦市長も激励に駆け付け「ものすごい熱気に圧倒されている。ついに駅伝宮古が復活した。ますます前進してほしい」と大会連覇を期待した。
沖縄陸上競技協会の國場馨会長も宮古入りして宮古島市の優勝を祝福。「宮古島市は沖縄陸協の歴史に残る激戦を制した。沖縄全体の駅伝を強くするための風が宮古から吹き始めた」と祝辞を贈った。
多くの祝福を受けキャプテンの黒島昌樹さんは「長く駅伝を続けてきた先輩方のおかげで今がある。大会連覇という形で恩返しをしたい」と気を引き締めた。