ブッソウゲ3000本植花/池間島
兵庫県の修学旅行生
島おこしの一環で3年前から実施している「つむばな(心の花)すまばな(島の花)うぐなーりば(集まれ)」の植花イベントが5日、池間島の池間小中学校とグラウンドゴルフ場周辺で行われた。
イベントには現在、修学旅行で宮古島に訪れている兵庫県立小野高校の2年生310人と受け入れ民家を合わせた400人が参加し、池間島の一周道路沿いなどにブッソウゲ3000本を植えた。また、次年度用の植え付け用としてブッソウゲ3000本の苗作りも行った。
このイベントは、修学旅行の民泊でお世話になった地域に貢献したいとする小野高校の生徒と池間島で進行中の島おこし活動が一体となった取り組み。
植え付け作業前には池間自治会長の奥原正美会長が方言を交えながらあいさつを行い「この体験が自分の人生の大切な一ページとなり将来、きょう植えた花を見に再び島に来てくれることを願っている」と呼び掛けた。
生徒を代表して西角洋人君が「4月には30回目を迎える宮古島トライアスロンが開催される。私たちが植えた花が選手たちを励まし、力となるよう心を込めて植えたい」とあいさつした。
そのほか、同校の足立宏司校長は「これまで何度か宮古島で修学旅行を実施しているが、地元の人たちと触れ合える民泊を生徒たちも喜んでいる。このイベントも良い思い出になると思う」と述べた。
植え付け作業の後は、島の人たちが用意した豚のみそ煮とソーキや豚足などが入ったみそ汁が振る舞われた。