27団体700人が出演/沖縄おかあさんコーラス大会
宮古で初開催
第35回全沖縄おかあさんコーラス大会(主催・同連盟、琉球新報社)が9日、マティダ市民劇場で開催された。宮古島で初開催となった今回は、沖縄本島や石垣島から団体700人が出演し、これまで練習してきた美しい歌声を会場全体に響かせた。会場にはたくさんの市民が詰め掛け、色鮮やかな衣装に身を包んだお母さんたちの息の合ったハーモーニーに魅了された。
主催者あいさつで同連盟の新城妙子理事長は「この大会が初めて宮古島で開催されることをうれしく思うとともに宮古の人のパワーをもらいたい。出場する各団体は歌い合わせる喜びとこれまで歌い続けてこれたことへの感謝の気持ちを込めて精一杯の歌声を届けてくれると思うので皆さんの温かい拍手で激励してほしい」と呼び掛けた。
また、歓迎のあいさつで下地敏彦市長は「出場する皆さんの歌声を楽しみにしている。コーラスは仲間の心を一つにして初めてハーモニーとなる。そのハーモニーが県全体に広がり沖縄が平和で明るい島になることを期待している」と述べた。
オープニングでは、宮古島市での開催を記念してひらら女声コーラス「きらきら」、ブーゲンビリアコーラス、城辺女声コーラス「すなかぎ」、女声コーラス「ホップ」、女声あんさんぶるAYAGUの5団体が「とうがにあやぐ」を歌い、幕開けした。
第1部と第2部の間には表彰式も行われ、宮古からは指揮者功労年で佐久田有美子さん(女声コーラス「ホップ」)と通算10回参加団体として女声コーラス「ホップ」が表彰された。
そのほか、指揮者功労10年で大城亜美さん(コールシクラメン)。通算30回参加団体でコールシクラメン、同20回参加団体で女声コーラス「エコー森の川」も表彰された。
舞台ではお母さんたちがコーラスだけでなく、歌の途中に踊りを入れたり、振り付けを入れる演出などもあり、会場から大きな拍手を受けていた。