本土での降雪で欠航も/「旧十六日」帰省客に影響
宮古の伝統行事の一つ、旧暦1月16日の「十六日祭(ジュウルクニツ)」を翌日に控えた14日、本土の大雪の影響で那覇発宮古行きの便が最大1時間10分も到着が遅れるなど、午後の下り便は相次いで遅れた。「十六日祭」を過ごすために宮古空港に降り立った宮古出身者や観光客らは疲れた表情を見せていた。
この日の日本トランスオーシャン航空(JTA)の那覇-宮古の定期便は8便で全便満席。臨時便1便でも対応した。全日空(ANA)の定期便は5便のうち1便は欠航し、4便はほぼ満席。
14午後6時現在、関東や関西などの大雪の影響で、JTAは臨時便を含めた3便が約50分ほど遅れて到着。一方、ANAは4便のうち1便が1時間10分遅れて到着した。
下り便の混雑のピークは、JTAが15日で臨時便2便でも対応する。ANAは14、15の両日。上り便のピークは、JTAとANAともに16日。
那覇から「十六日祭」を過ごすために里帰りした奥浜恵子さん(58)=佐良浜出身=は「今年は亡くなった父の2回目の十六日祭。きょうだいでご馳走を供え、父の思い出を語りたい」と話した。