「ゆいレールJr」発車/宮工カート同好会
初のオリジナル機関車お披露目
宮古工業高校のカート同好会(濱口竜一会長)は14日、同校で同会の生徒たちだけで製作したオリジナル機関車「ゆいレールJr」のお披露目会を行った。
ゆいレールJrは、全長199㌢、全幅は32・5㌢、全高は41㌢。ボディーは1㍉厚の鉄板でタイヤはミニバイク用の16インチを採用した。
エンジンはリーファン社製の単気筒125cc。車輪は二つで走行時の安全のため補助輪を2個装着している。乗員数は2人(客車全体で4人)となっている。
製作にあたっては、同校にあるSLをヒントに機関車を作ることを決め、県のシンボルである「ゆいレール」をモチーフにすることにした。
カート同好会は1、2年の生徒7人で構成し、昨年の12月中旬ごろから製作をスタートさせ今月初旬に完成となった。
お披露目会で、濱口会長(2年)は「このゆいレールJrは学校のPRと私たちの活動を広めるために製作した。学校や保育園、幼稚園などいろいろな場所に持ち込んで子供たちを乗せることができるので自分たちの活動をしっかりアピールしていきたい」と述べた。
顧問の佐久本睦臣教諭は「同好会は5年目になるが生徒だけで完成させた車両は今回が初めて。作業途中でいろいろなことにつまずきながらもそれを克服して何とか完成させた。この経験は技術力の向上や実践力の育成にもなったと思う」と話した。
お披露目会後にはデモ走行も行われ、軽快な走りを披露した。