沖糖が操業を再開
ハーベスター順調に稼働
雨天続きでハーベスターが稼働せず原料(サトウキビ)が不足したため14、15の両日、操業を休止していた沖縄製糖宮古工場は16日再開した。14、15日は天気に恵まれて、ハーベスターによる収穫や手刈りが順調に進み、畑に多くの原料がストックされた。
16日はサトウキビを積んだ大型トラックが工場構内にぎっしりと並び、3日ぶりに活気づいた。
宮古のキビ作農家は年々高齢化が進み、収穫をハーベスターに頼る農家が半分以上になった。同工場に搬入されるハーベスター(機械刈り)原料も50%以上を占める。
同工場の悪天候に伴う操業休止は10~11年期に2日間、11~12年期に5日間あった。今後も3日以上雨が続き、ハーベスターが停止すれば再度の操業休止もある。
同工場の場合、圧搾量が日量1000㌧を下回ると、ボイラーの燃料に使用するバガスが不足するなどして採算が厳しくなるため、操業継続は困難になるという。
同工場管内では46台のハーベスターが稼働しているが、砂川玄悠専務はその台数では不足していると指摘。原料の安定確保には、あと20台程度のハーベスター導入が必要との考えを示した。