県1位獲得に意欲/サトウキビ競作会
上里さんの圃場で全刈り調査
県糖業振興協会の2013-14年期サトウキビ優良事例調査(競作会)宮古地区全刈り作業が18日、平良荷川取にある地区代表の上里豊一さん(71)の圃場で行われた。関係団体の職員と地元の農家ら40人が参加して審査用のサトウキビを収穫した。上里さんは「県1位を取りたい」などと意欲を示した。審査結果の発表は4月下旬。
サトウキビ競作会は、沖縄本島の北部、中部、南部と宮古、八重山の代表が反収(10㌃当たりの収量)や品質(産糖量)を競う。
前期の競作会では上野の勝連栄一さんが県1位を獲得しており、今期も上位入賞が期待されている。
この日は宮古と八重山の両地区で全刈り調査が行われ、上里さんの圃場では午前10時にスタート。面積5㌃のキビを刈り取った。
参加者は連続県1位を期待して作業に奮闘。キビを刈り取る班と葉を取って山を作る班に分かれて次々と収穫していた。
予備審査で地区代表に選ばれた上里さんは「品種は21号。収量、品質ともに良いと思う」としたが「台風がなければさらに良かったんだが」と悔やんだ。それでも「ぜひ沖縄県1位を取りたい」と意欲を見せた。