子牛49万8000円の高値/2月肉用牛競り
全国的な子牛不足影響
宮古家畜市場の2014年2月期の子牛平均価格は49万8000円と高値水準を維持し、前月比では1万5500円上げた。畜産関係者らは農家の高齢化に伴う全国的な子牛不足や枝肉価格の上昇傾向などが価格を押し上げていると分析。今月は新規大口購買者の参入も引き合いを強める要因となった。
宮古の牛は改良が進み、子牛価格は全国レベルまで達した。今月も宮古は19日までに競りを終わった県内5市場中最も高く、八重山とは1頭2万1000円の差があった。
宮古家畜市場の競りは午前9時に始まり、農家は高値に明るい表情だった。
去勢牛2頭をそれぞれ55万円と50万4000円で売った30代の男性は「高値はうれしい。今晩はおいしい酒が飲める」と満面の笑みだった。
子牛は452頭上場され、全頭競り落とされた。総取引額は2億2513万円。総体重は11万3124㌔で、平均体重は250㌔、キロ単価1990円(前月比68円高)だった。
性別の平均価格は去勢が前月比1万7455円高い52万5641円。雌は46万2748円(同比1万4189円高)となった。
1頭当たりの最高価格は70万9800円、最低は26万3550円だった。
成牛を含めた上場頭数は491頭で、全頭の取り引きが成立した。1頭当たりの平均価格は48万2521円。性別では去勢が52万5641円、雌が43万6308円となった。平均キロ単価は1800円。