11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
政治・行政
2014年2月21日(金)9:00

宮古島市不払い47万円/国保税還付加算金問題

副市長「国、県の指導仰ぎたい」


 国民健康保険税・料金の還付加算金が住民に支払われていない問題が昨年12月に大分県で発覚し、全国の地方自治体でも同様な不払い発生が明るみになったことを受け、宮古島市は今年1月初旬から同市でも同様の事態が生じていないかを調査した。2008年にさかのぼって調べた結果、130件分、47万円が不払いになっていることが20日までに明らかとなった。同問題に対し長濱政治副市長は「利息分を還付するのは当然なので、住民には大変迷惑を掛けて申し訳なく思う」と陳謝した上で、同問題が全国の地方自治体で発生していることなどから、「今後、国や県の指導を仰ぎながら適切に対処していきたい」との見解を示した。



 国保税(料)の加算金は所得の減額などで納め過ぎた税金が生じた場合に、還付金が支払われるまでに発生する利息分。同加算金の不払いは県内では宮古島市のほか、沖縄市、名護市、宜野湾市などで発生していることが分かっており、県福祉保健部国民健康保険課は20日付で県内41市町村に対し、過去に還付加算金を支払った経緯があるか否かを確認するための通知文書をファクス送信した。


 県によれば20日現在、各市町村の状況を確認している段階で、加算金の不払いが起きた市町村や件数などの具体的な数は把握できていないという。市町村すべての状況を把握した上で、法律に則して指導を行う考えだ。


 また、宮古島市の場合、地方税法で定められた納税時効期限である5年以内を1年さかのぼり、08~13年までの6年間を調査したが、それ以前の調査は05年の市町村合併以前にまでさかのぼると、調査そのものが困難になるという。


 長濱副市長は「行政の不作為で起きた事態だが、不払いに対処するための国や県の統一的な考えが示されていない。支払いが遅延した利息分の利率なども示されていない」と述べ、早期に国、県が統一的な対処策を打ち出すことが必要だとの考えを示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!