4月から預かり保育/下地幼稚園
市教委が保護者に説明
新年度から預かり保育が実施される下地幼稚園でこのほど、市教育委員会による新入園児の保護者を対象とした説明会が開かれた。担当職員が募集要項などを説明。参加者からは午後6時までとなっている預かり時間の延長を希望する意見などが挙がった。
幼稚園預かり保育は市が今年4月から同園と鏡原幼稚園で実施。説明会で市教育委員会学校教育課の亀川昌彦課長が今回が市として初めての取り組みとなることを紹介。「スタートしてからいろいろと気づきも出てくると思う。それらを一つ一つ丁寧に改善しながら成功させ、それをモデルとして宮古島型の預かり保育を実現したい」とあいさつした。
担当職員は、定員が1クラスおおむね25人で、希望者多数の場合は選考を行うこと、保育時間は午後6時までで、保育料月額5000円のほか、おやつ代が月額1000円必要なことなどを説明。昼食は準備できないため弁当を持参するか業者による1食300~350円程度のケータリングを利用するよう呼び掛けた。
預かり時間の延長について質問した参加者に対し亀川課長は「保護者の意見を聞き、今後検討していきたい」との考えを示した。預かり保育の時間のカリキュラムについては「幼稚園教育の一環としての計画を立てて取り組む」としながらも、詳細については預かり保育担当として市が採用する臨時職員が決定後に再度、説明会を開いて紹介する方針を述べた。
説明会に参加した母親の一人は「時間はほかの学童保育のように午後6時半くらいまでにしてもらいたい。カリキュラムなどまだはっきりしていない部分があるところは少し不安」としながらも「幼稚園で預かってもらえると家からも近いので助かる」と語った。
両園での預かり保育に関する問い合わせは市教育委員会学校教育課(電話77・4944)まで。