新校区 8月めどに答申へ/第3回市学校区審議会
今後の日程など確認/9月議会で内容報告
宮古島市学校区審議会(奈良俊一郎会長)の第3回会合が4日、市役所平良庁舎で行われた。前回、市教育委員会から諮問された「宮古島市立小学校・中学校の校区編成」の審議と今後の進め方についての協議した。今後の日程については月1回のペースで審議会を開催し、8月をめどに諮問内容について答申。市議会の9月定例会でその内容を報告することなどを確認した。次回の審議会では北小と久松小を視察する。
会の冒頭、1日付で教育長に就任した宮國博教育長があいさつを行い、新校区の設定に向け活発な審議を呼び掛けた。
あいさつで奈良会長は「8月の答申に向けて今後、活発に議論を進めていきたい」と述べた。
今後の協議の進め方については、5月までは平良地区校区の審議を集中的に進め、6月以降は城辺と伊良部地区も含めてさらに審議し8月の答申を目指すこととなった。
事務局から喫緊の課題として示されている北学区の児童数減少への歯止めと久松学区の児童数の大幅増に伴う対応について、委員が意見を交換し合った。
現在の校区は、一つの行政区に別の学区が設定されている状況などもあり、こうしたいびつな部分を解消した上で、行政区と主要道路に沿って学区を区切り、さらに学校への通学距離なども含めた新しい校区案を事務局が作成して次回の審議会で協議することとなった。
次回の審議会では、それぞれの校区案で児童数がどのように変動する見込みになるのかなどについて確認しながら協議を進めるとしている。
次回の審議会は、4月17日に予定され、審議の前に北小と久松小学校の現地視察を行うこととなった。