美しい話し方学ぶ/劇団四季
出演者が児童に授業
きょう5日に行われる劇団四季のミュージカル「はだかの王様」宮古島公演に伴い、出演者による「美しい日本語の話し方教室」が4日、下地小学校と南小学校で行われた。下地小では、塩地仁さん、廣野圭亮さん、野田彩恵子さんの3人が児童に日本語を美しく、そして分かりやすく相手に伝える方法について紹介した。
この取り組みは、劇団四季が社会活動の一環として2005年から実施しているもので、宮古島では昨年に引き続いて開催された。
劇団四季の50年を超える歴史の中で培われてきた独自の方法論「母音法」を通して、子供たちに美しい話し方について説明した。
3人は母音と子音の説明や、日本語においては母音が重要であり、母音の発声の仕方でしゃべる文章が聞き取りやすくなることなどを紹介した。
出演者3人の滑舌が良く、話している内容がしっかりと相手に伝わる話し方の指導に児童たちも興味津々の様子で聞き入っていた。
宮古島での公演はきょう5日にマティダ市民劇場で開催される。同劇団の宮古島公演は今回で9回目。
また、今回初めて、市内の小学6年生を無料で招待する公演も6日に行われる。
「はだかの王様」の原作はアンデルセン。台本は詩人で劇作家の故・寺山修司が劇団四季のために書き下ろしたミュージカル。