産業・経済
2014年3月7日(金)9:00
マンゴーの花満開/開花率8割の農園も
花つり作業に精出す
2014年産マンゴーの花が満開した。今年はみっしりと花が咲き、豊作が見込まれている。
農家らは昨年11月の寒気が、開花に好影響したとみている。寒気は木にストレスを与え開花を促すという。
市熱帯植物園近くの「すくばり農園」では、約8割の枝が花を付けた。100%近く開花した木も多い。
園主の砂川政文さんは、マンゴー栽培歴17年。「これまでで、最高に咲いた。順調に行けば豊作は間違いない」と笑顔だった。
現在は花つり作業に余念がない。周辺では花粉を運ぶミツバチたちが大活躍中だ。
今年の開花は例年と比べ、2~3週間早かった。4月からは摘果作業に入る。1本の木に300個実らせるのも可能だが、大玉で高品質の赤いマンゴーを取るために70~100個に絞り込む。
実つり、袋掛けと忙しい日々が続き収穫期を迎える。今年は平年より早く6月上旬ごろには始まると見込む。