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産業・経済
2010年9月24日(金)9:00

動機は「自己実現型」多い/平均年齢は41・1歳

公庫新規開業調査

 沖縄公庫企画調査部(照屋健部長)は、「取引先からみた新規開業の現状2010」の調査報告書を取りまとめ発表した。開業時平均年齢は41・1歳で全国と比べ1・0歳低い。開業動機は、自らの考えで充実した仕事をしながら収入も増やしたい「自己実現型」の多いことがうかがえた。


 同調査は、地域産業の活性化と雇用創出に重要な「新規開業」の現状把握のため実施した。


 開業時の年齢層別構成比は、30歳代が約4割を占めた。女性の割合は26・2%(09年度)。女性の割合は全国の14・5%と比べて高く、増加傾向にある。開業時業種(斯業)の未経験者は約4割で、全国と比べ約3倍高い。


 開業動機は「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった」「自分の技術やアイデアを事業化したかった」「事業経営という仕事に興味があった」―などが上位だった。


 平均開業資金は1323万円で、1000万円未満が約7割を占めた。資金調達に占める自己資金の割合は22・3%と全国の27・5%より低い。約7割を金融機関から調達しており、借り入れ依存度が高い。


 採算状況が最も良いのは、斯業経験1~9年の事業者。「斯業経験なし」は、約6割が赤字基調で最も悪い。


 開業計画が「十分にできた思う」と回答した事業者の約9割が黒字基調であるのに対し、「検討が不十分だった」と回答した事業者の約8割が赤字基調だった。


 新規開業者の融資後5年目の廃業率は11・6%で、既存事業者(9・5%)より高い。


 沖縄公庫は新規開業成功のポイントとして①自己資金の蓄積②斯業経験を積む③開業計画の十分な検討―を示している。


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