会場に「歓喜の歌」響く/フロイデ合唱団
15周年記念コンサート開く
宮古フロイデ合唱団(高田憲団長)の結成15周年を記念するコンサートが9日、マティダ市民劇場で催され、団員らが次々と美しい歌声を披露した。東日本大震災被災地の1日も早い復興を祈って「花は咲く」が歌われたほか、同合唱団の名称の由来となったベートーベン作曲の「歓喜の歌」を会場と一緒になって歌い結成の節目を祝った。
記念コンサートは3部構成で上演され、第1部は「~ふるさとの大地で~」と題して、「ばんがむり」「なりやまあやぐ」など宮古民謡をアレンジした合唱曲を披露した。第2部では「~歌声を和して~」とのタイトルで男性アンサンブルの「荒城の月」、女性アンサンブルの「Hail Holy Queen」が歌われたほか、ゲストの与座理恵子さん、糸洲美和子さんが滝廉太郎作曲の「花」やモーツァルト作曲の「手紙のアリア」を美しい女性二重唱の響きで歌い会場を魅了した。また、サックスとピアノの二重奏で音楽活動を展開する池村真理野さん、池村綾野さんによるライブ演奏が催された。
締めくくりの第3部では「~響き合う喜び~」と題して混声合唱組曲「心の四季」とミュージカル「レ・ミゼラブル」より混声合唱が披露され、会場は団員らの美しいハーモニーに魅了された。