がんずううやき
2014年3月13日(木)8:55
西里 玄一さん(81歳)(上野字新里)
健康は日々のバランス
小雨降るサトウキビ畑で収穫作業に精出す西里さん。刈り取ったサトウキビの山は優に10を超えるが、驚いたことに圃場の広さはおおむね5㌃ほど、加えて春植えという。
茎の長いのは5㍍を超える出来栄えに、西里さんも「こういうのはなかなかない」と満足げ。よほど日頃の手入れが行き届いているのだろう。「朝は6時に起き、畑は毎日出かけます。若いころは牛も飼っていたが、今はサトウキビを中心に豆や野菜だね」と語る表情は精気があって、高齢を感じさせない。現役そのものだ。
一方で、最近は「孫が九州の大学に行きます。それがうれしい。それとゲートボールだね。今年も県大会出場を目指しています」と顔をほころばせる。
老人クラブの会計を9年間務めるなど、地域での付き合いも欠かさない。「酒もたばこもやります」と笑う西里さんだが、畑で精出し、地域に溶け込み、子や孫の朗報を喜ぶ。このバランスが健康と長寿の秘訣という。
子1人、孫3人
1932(昭和7)年4月8日生まれ