「情報収集力・先見性を」/農業法人トップセミナー
都築さん(元ローソンジャパン社長)が基調講演
2013年度宮崎・鹿児島・沖縄3県農業法人トップセミナー(主催・宮崎・鹿児島・沖縄各県農業法人協会、同各県農業会議)が13日、下地のホテルで開かれた。3県の関係者らが参加。基調講演で元ローソン・ジャパン社長で都築経営研究所代表の都築冨士男さんが「これからの農業(企業)経営と地域活性化について」と題して講演した。都築さんは「これからは情報収集力、洞察力・先見性、意思決定、リーダーシップが重要。特に情報収集力と先見性が最重要」と力説した。参加者らは、日本を代表するコンビニエンス・ストアーを急成長させた都築さんの講演にメモを取りながら熱心に聞き入っていた。
これからの農業、農村が発展するためには、経営課題を明確にし、その課題を解決する仕組みを構築し、時代の変化に対応するこが重要とされる。
こうしたことを踏まえた上で、経営における自ら抱えるさまざまな課題に対応するため農商工連携や6次産業化などの事例に学び、魅力ある産業としてさらなる発展に資するため、3県の農業法人協会会員などの相互研さんを図るのが目的で開催された。
都築さんは、各種事例を紹介したながら農商工が連携した6次産業化の発展を分かりやすく説明した。
基調講演の後、「農業法人の経営発展と地域農業の活性化について」をテーマにパネルディスカッションが行われた。パネリストには大嶺ファーム・観光農園ユートピアファーム宮古島代表の上地登さんらが参加した。
参加者らは14日は、まいぱり宮古島熱帯果樹園、地下ダム資料館、ユートピアファームを視察した。