教育研究所長に多良間氏/市教育委員会
教育長提出議案を承認
市教育委員会(佐平博昭委員長)は25日、市城辺庁舎で2013年度の第12回定例会を開催した。委員会には市議会3月定例会で就任が可決された佐和田勝彦委員と野原敏之委員が新たに加わった。定例会では宮國博教育長から提案のあった議案について審議し、「市学びの基礎力育成支援事業実施要綱」および同推進協議会設置要綱、同アドバイザー勤務条件要綱などの関連する議案を全会一致で承認し可決した。また、市教育研究所長には宮古工業高校前校長の多良間勉氏に委嘱することを全会一致で承認した。
市学びの基礎力育成支援事業は、県が今年度から希望する市町村において実施している事業で、宮古島市は新年度から同事業を開始する。保育所(園)・幼稚園・小学校の連携体制を構築し、幼児に「学び」の基礎力を育成するため、市立幼稚園に「基礎力育成支援アドバイザー」を配置し、幼児教育の充実と小学校教育への円滑な移行を図ることを目的としている。
同事業の実施にあたり、推進協議会設置の必要性があることから、協議会は市教育委員会から委嘱された委員により設置することや、アドバイザーの任命についても同委員会が委嘱することなどの要綱を決定した。
このほか、同日の定例会では、久松、下崎、西原地区公民館長の委嘱人事案や、市文化財保護普及推進委託員設置規程、市立幼稚園預かり保育条例施行規則および同判定委員会設置要綱、既存条例の一部を改正する9案などについて審議が行われ、教育長提出案件は原案通り全会一致で可決した。