09/08
2024
Sun
旧暦:8月6日 先勝 乙 
社会・全般
2014年3月28日(金)9:00

「訓練の存続困難」/下地島空港

利活用案、公募で選定へ/県検討会議


下地島空港の今後の利活用案を協議する「宮古圏域空港の利活用に関する検討会議」=27日、県庁

下地島空港の今後の利活用案を協議する「宮古圏域空港の利活用に関する検討会議」=27日、県庁

 【那覇支社】下地島・宮古両空港の今後の利活用を協議する、県の「検討会議」(座長・末吉幸満土木建築部土木整備統括監)は27日、県庁で最終会合を開き、下地島空港を訓練飛行場とする単独使用の存続は困難と判断した。4月中にも県内外のコンサルタント会社やシンクタンクなどに公募で同空港の利活用を提案してもらい、その中から選定する。5月に組織再編した新しい協議機関を設ける予定だ。

 県は利活用案のうち、宮古島市の総合防災訓練施設構想やMRO(航空機受託整備産業)誘致も選択肢の一つと認識している。

 会議の後、末吉座長は厳しい誘致結果を指摘した上で、11年度の日本航空(JAL)に次いで全日本空輸(ANA)も15年以降に撤退する意向を説明した。県と全日空は28日に14年度の下地島空港の維持管理費3億5700万円のうち、全日空が1年間限り約半額の1億7000万円余りを負担する新たな覚書を締結する。残りの半額は県の一般財源から繰り入れて補てんする。

 末吉座長は「県はこれまで一般会計からの繰り入れはやらない前提できていた」とし、「日本トランスオーシャン(JTA)や琉球エアーコミューター(RAC)の訓練存続と地元の雇用問題を勘案し、県費導入もやむなしとして14年度予算に計上した」と話した。

 さらに、「15年度も財源から出すとなった場合は大きな議論になると思う」との考えを示した。

 県は航空会社の撤退や訓練激減により維持管理費が逼迫した下地島空港の存続に向け、1年間の猶予期間を通して実現可能な利活用案を引き続き求める方針だ。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月3日(火)9:00
9:00

閑散期の観光振興へ

座喜味市長と意見交換/観光庁など   市が観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する「市閑散期対策事業~推し活旅とマス媒体を活用した分散型旅行のすすめ~」に向けて、同庁の豊重巨之新コンテンツ開発推進室長らが2日、市役所で座喜味一幸市長と意見を…

2024年8月30日(金)9:00
9:00

「サメ?いやイルカだ」

来間大橋近くで回遊確認/宮古ブルーの海満喫   来間大橋近くの宮古島側約100ほどの沖合で29日午前10時半ごろ、1頭のイルカが優雅に泳ぐ姿が目撃された。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!