交通ルールを守ろう/春の交通安全運動出発式
「お互いに もてたらいいね 思いやり」をスローガンに、6日から全国一斉にスタートする「春の全国交通安全運動(6~15日)」の出発式(主催・市交通安全推進協議会)が4日午後、市中央公民館で行われた。宮古島署(平良英俊署長)、県宮古事務所(安里肇所長)、宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)の関係者や交通指導員ら約150人が参加し、交通事故防止を誓った。式後、パトカーを先頭に街頭パレードを展開した。
同運動の基本は、子どもと高齢者の交通事故防止。 全国重点は▽自転車の安全利用の推進▽全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転の根絶-。
沖縄県の重点項目は、二輪車の交通事故防止(特に、若年者を含めたマナーアップの推進)。
出発式では、全員が交通事故で亡くなった人へ黙とうをささげた。
同協議会長の下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長は「今後とも飲酒運転の根絶に向け、家庭、職場、地域で飲酒運転の悪質性、危険性、監視体制、事故を起こした場合の重大性を訴えることが大事」とあいさつ。
平良署長は「宮古圏域では、重大事故を起こしかねない物損事故は減少しておらず、路上寝は後を絶たない。楽観視できない状況」と強く訴えた。
次いで安里所長、宮里会長があいさつを述べた。
長濱副市長と宮里会長が、市教育委員会の宮国博教育長に小学校新入生591人への交通安全グッズを贈った。
新1年生になる与那覇怜央君と松堂彩香さんの2人が、参加者に見守られる中、「私たちは、交通ルールをよく守り、毎日元気に登校することを誓います」と交通安全を宣言した。
この運動は、広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの順守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、県民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進することにより、交通事故防止の徹底を図るのが目的。