犯罪に巻き込まれないで
下地中でe-ネットキャラバン
総務省沖縄総合通信事務所の「e-ネットキャラバン」が11日、下地中学校で行われた。同事務所から講師として派遣されたNTT西日本沖縄支店の川満隆さんと嶺間恵誠さんがネット犯罪に巻き込まれないための心得や注意点について講話した。
川満さんは、近年未成年者がインターネット関連のトラブルに巻き込まれるケースが増えていることなどを紹介した。
また、「何のためのスマホ」のDVDの上映も行われ、中学生がスマートホン依存症になり、高額な請求や「ながらスマホ」で車にはねられそうになる物語に生徒たちは見入っていた。
川満さんは、スマホなどのオンラインゲームやメールの返信に振り回されるなど、寝食を忘れてのめり込むケースがあることを紹介し、依存症にならないよう呼び掛けた。
依存症にならないための留意点として▽時間や金額の上限を決める▽使用しない時間や場所を作る▽有害サイトにアクセスしない▽カウンセラーや専門家に相談する-などを紹介した上で「常に自覚を持って自分を律することを心掛けてほしい」と訴えた。
この講座は、新たなネット犯罪やネット被害が発生する中で未来に生きる子供たちを守り、ネット社会を安全に生き抜くことなどを目的に総務省と文科省が支援して開催している。