伊良部にリゾートホテル着工
ヴィラタイプ、大橋開通見据え
伊良部島で一戸建てヴィラタイプの高級リゾートホテルがこのほど着工した。独立した八つのコテージにプールと東屋付き。専属のバトラーを配置し、地元食材を使った料理でもてなすなど最高のサービス提供を目指す。来年2月完成予定で、ヴィラタイプのリゾートホテルは伊良部島では「ヴィラブリゾート」に次いで2番目。
宜野湾市に本社がある南西リゾート(與那覇龍一代表)が、伊良部字池間添の民有地8357平方㍍を開発して建設する。
同社によれば、ヴィラの面積は一戸建て57・8平方㍍。伊良部大橋が見える抜群のロケーションで、建物はスペイン風の瓦屋根を配置し南国風を演出する。
施設は一般には開放せず、宿泊客のみが利用可能で、同社では「広大な敷地に、わずか8室しかないという開放感や贅沢さを味わってほしい」と話している。
また「宿泊客には忙しい日常を忘れて、リラックスしていただきたい。心身ともにリフレッシュし、日常に戻っていくという癒やしの空間にしていきたい」とPRしている。
與那覇代表は「来年1月に伊良部大橋が開通すれば、伊良部島はさらに注目を浴びる。観光客は大幅に増えるだろう」とホテル建設の意義を強調した。
父が伊良部出身であることから「伊良部島や宮古島の発展に、リゾートという側面から貢献していきたい」と話している。
地鎮祭は4月14日にホテル建設地で行われた。島尻建設(本社・伊良部字仲地、島尻健二社長)が請け負う。