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社会・全般
2014年4月21日(月)9:00

宮古島大会、新たな伝説へ/トライアスロン

30回大会フィナーレ/強人、来年の再会誓う


毎年、制限時間直前は会場一体となってアスリートをゴールに後押した=20日、市陸上競技場

毎年、制限時間直前は会場一体となってアスリートをゴールに後押した=20日、市陸上競技場

 今年で30回目となったトライアスリートたちの祭典が幕を閉じた-。20日に開催された全日本トライアスロン宮古島大会は今年も宮古島が一つになって盛大に開催された。国内のトライアスロン大会では初めて内閣総理大臣杯が新設されるなど話題も豊富だった今年の大会は、青空の下でアスリートたちが躍動した。ゴールの市陸上競技場では、制限時間の午後8時30分になると花火が上がり、節目の大会も無事に幕を閉じた。

 陽が落ちて暗くなった競技場に、自らの限界に挑戦したアスリートたちが次々と現れると会場は盛り上がり始めた。

 今年もゴールゲートには、応援幕と一緒にゴールする選手や友人、妻、子供、恋人と共にゴールする選手など、さまざまなドラマが生まれた。

 地元選手で唯一、第1回大会から連続出場している與儀忠史さん(57)。最近の3大会はリタイアが続いていたが今回は4年ぶりの完走を果たした。

 ゴール後のインタビューでは「みんなの応援のおかげ。気持ちがゴールまで走らせた」と、島の強人は笑顔で感想を述べた。

 宮古島大会はスタッフ、沿道の応援、ボランティアの協力で30年の歴史を刻み、名実ともに国内最高の大会となった。

 ゴール後のアスリートたちの中には、早くも来年の再会を約束する姿も見られた。来年は31回目の新たな物語が生まれる。


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