県土木建設部宮古関係予算 総事業費は47億8700万円
前年度比3億500万円の減/大橋完成による事業減影響
県土木建築部の宮古管内関係の2014年度総事業費は47億8700万円で、前年度の50億9200万円を3億500万円下回ることが宮古土木事務所(小橋川透所長)のまとめで分かった。同所では、伊良部大橋が今年度で完成することに伴う事業ボリュームの減少などが総予算額の減につながったものと分析する。
47億8700万円の内訳を見ると、道路整備事業が38億2700万円、街路事業が5億1100万円、空港事業が4億500万円、港湾事業が4400万円。
主な事業と14年度の事業費は、道路整備事業では平良下地島空港線の伊良部大橋部分の工事費や環境調査、用地補償費などに24億1000万円、同線の伊良部・下地島部分の道路実施設計などに2億5000万円、国道390号電線共同溝工事費に5億3600万円、池間大橋の橋梁補修と耐震補強工事費に2億7000万円、城辺下地線の道路改築工事と用地補償費に6000万円、下地島空港佐良浜線の物件調査、用地補償費に6000万円。
街路事業では、マクラム通り線の工事費と物件調査、用地物件報償費に3億6900万円、市場通り線の工事費と物件調査、用地物件報償費に1億3900万円。空港事業では、宮古空港の滑走路舗装や灯火工事費などに3億6900万円、多良間空港場周柵工事費などに3600万円。
港湾事業では多良間港(普天間地区)航路拡幅調査設計と長山港、来間・前浜港、多良間港の長寿命計画策定事業を予定している。
小橋川所長は今年度予算について「これまでの道路整備事業費は伊良部大橋が大きなウエートを占めてきたが、今年度で完成することから事業の全体的なボリュームが減少したこととと、港湾費も前年度実績より減となったことなどから、総事業費が前年度より減少したと思われる」との考えを示した。