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産業・経済
2014年4月27日(日)9:00

紫イモペースト100㌧出荷/市いも加工施設13年度

農家手取り総額1300万円


袋詰めにした紫イモのペーストにラベルを貼る職員たち=24日、市いも加工施設

袋詰めにした紫イモのペーストにラベルを貼る職員たち=24日、市いも加工施設

 市から受託した、いも加工施設=下地洲鎌=で紫イモのペーストを製造する「南国食楽ZU」(宮城正明社長)の2013年度の出荷量は約100㌧に上った。買い取った紫イモ(原料)の量は約110㌧。キロ当たり農家手取額は120円で、約1300万円が支払われた。

 加工施設は12年8月に、稼働を開始した。最初の1年間は販売不振に陥り、イモの買入量は55㌧と低迷。その後、沖縄製粉との業務提携をきっかけに取引先が増えて、現在は以前とは逆にイモ不足が深刻になった。

 今年2月には香港の菓子メーカーから14㌧の注文があったが、原料不足のため対応できなかったという。

 宮城社長は市いも生産販売組合(上地雅己組合長、組合員31人)との連携強化による増産と品質の良いイモの生産を課題に挙げた。

 南国食楽は紫イモをペーストなどに加工。沖縄製粉は南国食楽から受け入れたペーストを原料に粉末のほか菓子などの2次加工品も製造販売する。営業活動は両社が一つになって取り組んでいる。

 宮古島産紫イモの販路は香港の菓子メーカーや国内の大手菓子、製パンメーカーなど国内外に広がった。沖縄製粉は外国との取り引きを専門に担当する職員も配置しているという。


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