大学講座を宮古で受講/琉大サテライト開講
ネットで学びの場提供
市中央公民館に開設された琉球大学サテライト宮古島キャンパスでの初講座「新人養護教諭のための実務サポート講習」が1日、開かれた。参加した養護教諭らは琉球大学で行われている講座を受講。画面を見ながら相互に自己紹介や質問なども行った。今年度は二つの授業と九つの講座が行われる予定だ。受講は原則無料。
同講座は、インターネット回線を使い双方向でのやりとりを可能とするサテライト教育システム(ビデオ会議システム)を活用し、琉球大学で行っている講座の様子が宮古島キャンパスと、石垣市立図書館内の石垣キャンパスに配信された。
最初の講座は新人養護教諭を対象に行われ、講師を務める和氣則江琉球大学医学部講師が「学校における保健と養護教諭の果たす役割」をテーマに講演した。
講演を前に、琉球大学、宮古島、石垣の各会場参加者たちは画面を通して自己紹介を行ったほか、講演後には質疑応答や意見交換も行われた。
宮古島キャンパスは琉球大学が文部科学省に申請した「ちゅら島の未来を創る知の津梁」が採択されたことを受けて開設された。
大学のような教育機関がない離島の教育的ハンディの解消を図り、広く市民に学びの場を提供することが特徴。
公開授業・講座の受講を希望する人は琉球大学学術国際部地域連携推進課RCC事業本部(中頭郡西原町字千原1)に申し込む。
方法は同本部サイト(http://ryudaicoc.jim.u-ryukyu.ac.jp/lecture)にある申込書に必要事項を記入して直接提出するか、ファクスか郵送にて提出する。
詳細は同本部(電話098・895・8085)まで。