進ちょく率74・8%/竹原区画整理平良中裏側
造成工事が完了/原野を住宅、公園用地に整備
住み良い市街地形成を目的とする竹原地区区画整理事業で平良中学校裏側の土地2万5000平方㍍の造成工事が2月に終わり、総事業費66億円ベースの2013年度末までの進ちょく率は74・8%(公共投資額約49億円)に達した。木や草が生い茂っていた原野は、住宅や公園用地に生まれ変わった。同所では幅6㍍の道路で囲むエリア(街区)4区画を整備。一部では住宅建設が始まった。
公園は災害時の緊急避難場所ともなる施設で、3000平方㍍を整備する。道路幅は消防車などの緊急車両が通れるよう6㍍の広さにした。
竹原地区の事業区域は東が宮古高校東線、西が保健所東側大道線、北が宮古病院跡地裏の荷川取線、南を竹原2号線(平良中裏側)で囲む23・6㌶。事業期間は18年度までを予定し、51の街区と公園4カ所の整備を計画している。
市建設部都市計画課は今年度も引き続き、街区の整備と物件(建物)補償などの事業を行う。
竹原地区区画整理事業は、旧平良市時代の1966年に都市計画決定した。その後事業は40年間進まない状況が続いていたが、宮古島市が引き継いで05年に事業化が決まった。
同事業では10年度に、広々とした荷川取線が整備された。延長が342㍍、幅員17㍍(車道9㍍、歩道左右各4㍍)。同線は将来、平良港まで延長する。
12年度には平良中裏側の竹原2号線の整備が完了した。延長360㍍、幅員8㍍(車道6㍍、歩道2㍍)。付近住民らは「(平良中裏の)原野が整備されてから『まてぃだ通り』には同所を横切ってすぐに出られるようになった」と交通が便利になったことを喜んでいる。
サンエーショッピングタウン裏側でも、街区が整備された。東交番前の竹原1号線沿いでは、一部建物の取り壊しが終わった。