宮古島産をアピール/「ゴーヤーの日」キャンペーン
消費拡大へ激安販売
安全で安心な宮古島産ゴーヤーを広くアピールし、さらなる消費拡大を目指した2014年宮古地区「ゴーヤーの日」キャンペーン(主催・同実行委員会)が8日、JAファーマーズマーケットあたらす市場で開催された。即売では、みずみずしいゴーヤーが1袋50円で販売され、山積みされたゴーヤーは飛ぶように売れた。
セレモニーでは、主催者を代表して実行委員会の新城武一郎委員長が「今年も盛大にキャンペーンを開催し、県内外の消費者に向けて『安全で安心な』宮古島産ゴーヤーを広くPRすることで今後の生産拡大にも弾みがつくと期待している。関係者全員でキャンペーンを盛り上げていこう」とあいさつした。
激励のあいさつを行った下地敏彦市長と前田幹男県宮古農林水産振興センター所長は、宮古島産ゴーヤーがトップブランドとして広く認知されるよう行政としても取り組む姿勢を示した。
店内には約3800袋のゴーヤーが積み上げられ、1袋(約500㌘)を50円で販売。開店と同時に訪れた市民らが大きさや色つやなどを確認しながら気に入った商品を買い求めていた。
80代の女性は「毎年、『ゴーヤーの日』を楽しみにしている。ゴーヤーはいろいろな料理にしてもおいしいけど生で食べるのが一番おいしい」と笑顔で話した。
60代の男性は「きょうは家族みんなでゴーヤーチャンプルーを食べたい。これから暑くなるので夏ばて防止にも最適。夏場に向け、いろいろな料理にして食べたい」と述べた。
そのほか、JA宮古地区女性部やみゃーくの味加工推進協議会による試食・販売も行われ、ゴーヤーパイ、ゴーヤージュースなどが人気を博した。
宮古のゴーヤーは生産量が右肩上がりで推移しており、2013年度は前年度より89㌧多い過去最高の809㌧を出荷した。
ゴーヤーの日は1997年に県などが制定。語呂合わせと、生産量が増え始めるこの時期を選んで「5月8日」に決定した。この日は県内各地でゴーヤーの消費拡大を狙ったキャンペーンが実施された。