自動車税、前年度は79・7%
納期内納付呼び掛け/県宮古事務所
県宮古事務所の安里肇所長らは15日、同事務所で会見を開き、自動車税の2013年度納期内納付率が前年度比0・6%減の79・7%だったこと、14年度課税状況が1万1665件、3億8488万5000円となることなどを発表。6月2日が納期限となる14年度分の納期内納付に協力を呼び掛けた。
自動車税は、自動車の定置場の所在する都道府県で、4月1日現在の所有者に課税されるもので、12年度決算値で見ると県税収入の約13・7%、県宮古事務所では23・7%を占める財源となっている。
県宮古事務所県税課の13年度の納期内納付率は、12年度の80・3%を0・6ポイント下回る79・7%となったが、全国平均の78・3%を上回る水準を維持している。
14年度の課税状況は、件数では前年度比52件(0・44%)増の1万1665件、税額は34万7000円(0・09%)増の3億8488万5000円の微増となった。
安里所長は、納期内に納めなかった納税者に督促状などを発送する経費が昨年度は県全体で約1500万円が使われたことを説明。「納期内納付率を向上させ、滞納件数を圧縮することは徴収対策上、重要なポイント。税金を効率よく使うためにも協力をお願いしたい」と納期内納付を呼び掛けた。
納税者の利便性向上へ、07年度からコンビニでの納税、10年度からはゆうちょ銀行、郵便局での納税、そして13年度からはインターネットサービス「Yahoo!公金支払い」を使えばクレジットカードでの納税も可能になったことを説明する安里所長。「納税しやすい手法があれば、今後もいろいろと検討していきたい」との考えを示した。
納期内に納付しなかった場合、今年度は年率9・2%の延滞金が加算される。
12年度の県宮古事務所県税課での自動車税収入率は前年度比0・5%増の98・6%。13年度は98・7%を見込んでいる。12年度の収入未済額は487万3000円だった。