南西里などの変更検討/第5回市校区審
北の児童確保で議論
宮古島市学校区審議会(奈良俊一郎会長)の第5回会合が16日、市役所平良庁舎で行われた。最大の焦点となっている北学区の児童減少と久松学区の児童増加に対応した校区再編案について、事務局が3案を提示し議論を深めた。北学区の児童数確保に向けは行政区の「神屋」と「大三俵一区」のほか、「南西里」の一区と二区についても盛り込む案で今後、協議を進めていくこととなった。
久松学区については、国道390号線で校区を区切ることが示され、これを適用した場合は現在の児童数308人が33人減少され275人となることが説明された。
北学区については、現在は平一校区となっている「神屋」と「大三俵一区」を北に変更する案のほか、将来的にも安定的に児童数を確保する観点から「南西里」の一区(平一校区)と、団地があり安定的に児童数の確保が見込まれる二区(南校区)の変更についても次回の審議会で検討していくこととなった。
そのほかにも中学校の校区が平一と南が平良中、北と東が北中となっていることから、今回の再編が中学校に進学した際の通学距離や学校側の生徒指導などの面からも問題にならないよう考慮すべきとの意見も出された。
次回の審議会は6月9日に行われる。
今後の協議については、次回に答申に向けた骨子をまとめる作業を行い、8月の答申を目指した議論を進めていくとしている。