社会・全般
2014年5月21日(水)9:00
スツウプナカ幕開け/多良間
供え物準備で大わらわ
【多良間】竜宮の神へ五穀豊穣(ほうじょう)と集落の繁栄を感謝し、向こう1年間の豊作・豊漁などを祈願する豊年祭「スツウプナカ(節祭)」が20日、3日間の日程で幕開けした。各海座では島の周辺海域で網漁を展開し、大漁した。魚類は料理を担当する各クバン座に運ばれ、一部は紅白カマボコの原料にするために解体された。22日の本番に向け、祭りムード一色に染まっている。
きょう21日夜は、神へのアカツキニガイ(暁願い)が執り行われる。参加者らは、神歌「ヤッカヤッカ、ヤッカ」のはやしを高らかに歌う。さらに神酒の入った角皿(酒器)を両手に持って飲み干す。
スツウプナカは、八月踊りと並ぶ最大のイベント。1983年に多良間村の無形民俗文化財に指定された。祭りは、ナガシガー、フダヤー、パイジュニ、アレーキの計4カ所の祭場で盛大に行われる。