岩礁の生物に歓声/西辺中3年生
サンゴ礁ガイドが案内
西辺中学校(島袋正彦校長)の3年生が24日午後、城辺の新城海岸でサンゴ礁を観察、生態や保全について学んだ。案内したのは宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち(友利博一会長)。
干潮時を待って生徒たち17人は4班に分かれガイドたちについて海に入った。岩礁の生き物たちをのぞきメガネで観察、歓声をあげていた。ガイドたちは、サンゴの生態を説明し、保全していくことの大切さを説明した。
ガイドの仲間たちは8人が参加、海に入る前にサンゴの生態やマナーなどを写真パネルで説明した。
友利会長は「子どもたちが海の環境に関心をもってくれることは大切なことだ」と話し、生徒たちと一緒に海浜清掃を行い、分別の意識を高めた。拾ったごみは生徒たちが清掃センターに運びごみ行政についても学ぶ。
観察会は、総合学習の一環で行われた。担任の下地豊教諭は「テーマを『エコと福祉』にすえ、先週は車いすバスケットを体験した。サンゴの観察は、これから自分たちが何をしなくてはならないかを考えるきっかけにしたい」と話し、担当教諭の下地真喜子さんは「できるだけ多くの体験を積み、その中からそれぞれが課題を見つけていってほしい」と話した。