10年ぶり1億円突破/シルバー人材セ総会
伊良部で就業機会開拓へ
宮古島市シルバー人材センター(國仲清正理事長)の定時総会が30日、市中央公民館で開かれた。会員ら多数が参加し、2013年度収支決算など4議案を承認した。13年度の受注契約金額(公共・民間含む)は前年度より約2000万円多い1億1680万円の好実績を上げた。1億円を突破したのは2003年度以来、10年ぶり。来年1月の伊良部大橋開通予定を見据え、今年6月から伊良部地区で初めて就業機会の開拓事業を展開していく方針。
冒頭、國仲理事長は「13年度の受注契約金額は当初の計画より大きく上回った。目まぐるしく変動する社会情勢に対応するため更なる役職員の意識改革を追求するとともに、会員が働きやすい環境づくりと、地域住民のニーズに即応得るシルバー心材センターの体制強化を図っていく」と決意を新たにした。
次いで下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長)、市議会の真栄城徳彦議長(代読・佐久本洋介副議長)らが祝辞を述べ、同センターのさらなる発展に期待を込めた。
同センターは、1992年に平良市シルバー人材センターとして設立された。2005年の市町村合併に伴い、宮古島市シルバーセンターと改称された。12年4月から公益社団法人となった。
過去の年度別事業実績で最高受注契約金額は01年度の1億2317万円で、会員223人、受注件数535件、就業実人員194人、就業率87%。
13年度は受注契約金額1億1680万円、会員224人、受注件数954件、就業実人員172人、就業率76・8%。