力士の迫力に大歓声
日本相撲協会に所属している荒汐部屋(荒汐崇司師匠=元小結大豊)の荒汐師匠や幕内の蒼国来ら力士12人、行司、床山の計15人が4日、来島し、城辺小学校(浜川宗和校長)と伊良部小学校(砂川靖夫校長)で交流を深めた。子供たちはグループごとに力士と対戦。力士が1人を軽々と持ち上げると、会場は力士の迫力に「ウワーッ」と大歓声を上げていた。子供たちは終始、興奮冷めやらぬ表情を見せていた。
荒汐部屋を支援している関係者らの協力で、初めて沖縄旅行が実現した。日程は3泊4日。
訪問した学校のうち、城辺小学校では園児14人、児童97人の計111人が温かく迎え入れた。
質問コーナーでは、子供たちは「どうして力持ちになったの?」「何で大相撲を始めたのか?」「髪型は名前は?」と質問。これに対し荒汐師匠は「たくさんけいこをし、たくさん食べて、たくさん寝るから力持ちになる」、力士の1人は「小さい時から相撲が好きだったので、荒汐部屋に入った」「髪型はちょんまげという」と答えた。
相撲コーナーでは、1人の力士に子供5人が勝負に挑んだ。なかなか動かない力士に、子供たちは汗をかいていた。
児童を代表して3年の三田つなみさんが「早く横綱になるよう、応援しています」と発表した。
力士との対戦に参加した3年の垣花俊太朗君は「力士は、とても力持ちだった」と興奮気味に語った。