橋本(東京)165㌔で総合優勝/ツール・ド・宮古島
100㌔は杉本(沖縄)が初V
島の美しい大自然の中を駆け抜ける第7回ツール・ド・宮古島2014(主催・宮古島市ほか)のロードレースが15日、市平良久松のトゥリバー地区をスタート・ゴール地点に行われた。165㌔の部門では橋本謙司(30)=東京=が2位の根本侑(27)=千葉=に5秒差の4時間32分54秒で初優勝を決めた。女子は昨年わずか2秒差で2位に甘んじた森田美穂(31)=沖縄=が5時間15分19秒でリベンジ優勝を果たした。100㌔部門では初参戦の杉本雄隆(19)=沖縄=が2時間46分2秒で優勝を決め、同部門女子では昨年2位の森下真己子(43)=兵庫=が2時間53分15秒で優勝した。
レースは165㌔が午前7時に、100㌔が同7時10分にトゥリバー地区をスタートした。165㌔に101人、100㌔に317人が出場した。気象状況は曇りの天気であったが、湿度が高く、選手たちにとっては「暑さ」との戦いであったという。
165㌔部門では先行集団が終始リードする形でレースが展開され、集団から飛び出しての独走はほとんど見られなかった。
ゴール直前の残り2㌔地点では6人による先行集団が形成され、ゴール手前のラストスパートでアタックを掛けた橋本が、集団から飛び出してそのまま1着でフィニッシュした。
同女子は昨年大会2位の森田が終始安定した走りを見せ、同2位の佐藤友実(43)=神奈川=に16分余りのタイム差で優勝を決めた。
100㌔部門では、先行集団が抜きつ抜かれつのレース運びを展開。ゴール手前の残り2㌔地点では12人による先行集団が作られた。
フィニッシュ地点では同先行集団が、そのまま流れ込む形でゴールインし、頭一つ飛び出した初出場の杉本が、同タイムで2位の宇野祐造(37)=沖縄=を制して初優勝を決めた。
同女子は2回目の出場で、昨年大会2位の森下が男子先頭集団に追いつく勢いでレースを展開。同2位の金井由実(35)=東京=に13分近く引き離して初優勝を果たし、165㌔女子の森田同様、リベンジマッチを制した。
同大会の完走率は165㌔が71・9%、100㌔が72・4%だった。