宮古の海水浴場、水質良好/県環境部
県が調査結果を発表
県環境部環境保全課はこのほど、県内32カ所の主要海水浴場で実施した水浴場水質調査結果を発表した。県内の水浴場はいずれも泳ぎに適している良好な水質を保っており、水質が「AA」と判定された水浴場は24カ所、「A」と判定されたのは8カ所だった。宮古は「吉野海岸」「前浜ビーチ」「パイナガマビーチ」の3カ所で、4月30日と5月19日の2回にわたり調査を行った。
「吉野海岸」は昨年度の水質「AA」に引き続き、今回調査でも最も水質の良い「AA」との判定だった。「前浜ビーチ」は昨年度の「AA」判定から「A」判定に、同様に「パイナガマビーチ」も昨年度の「AA」から「A」判定になった。
県環境保全課によれば、宮古の二つの水浴場で判定が下がった要因は評価項目の「ふん便性大腸菌群数」が採取した水100㍉㍑に対して、同菌個体数が最大6個確認されたため。ただ、水浴にはまったく問題はないという。同課では「同調査項目は、調査日の天候や潮流などの気象条件によって変化するため、必ずしも水質が汚染したというわけではない」と説明している。
同調査は県が毎年、観光客やリゾート客が訪れる夏場の海水浴シーズンを前に、1万人以上が利用する県内の主要海水浴場で実施している。調査対象32カ所の水浴場は過去5年間、いずれも水浴に適した良好な水質を維持している。