藍夢君に島から熱い声援/サッカーW杯ブラジル大会
市長と児童が試合観戦
サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の日本代表対ギリシャ代表の試合が20日(日本時間)に行われ、「エスコートキッズ」に選ばれた東小3年の國仲藍夢(あいむ)君は憧れの長友佑都選手と手をつないで全世界が注目する夢のピッチに立った。
東小学校体育館ではキックオフ前の午前6時30分から藍夢君が所属するマティダ東FCのメンバーと宮古サッカー協会の関係者のほか、下地敏彦市長も駆け付けて藍夢君の晴れ舞台とグループリーグ突破を目指す日本代表に熱い声援を送った。
会場には大型スクリーンが設置され、日本代表と手をつなぐ藍夢君らエスコートキッズが画面に映るたびに会場は盛り上がり、なかなか映し出されない藍夢君に「もうちょっとなのに」「もしかしてあれがそうかも」などの声が聞かれた。
結局、藍夢君の顔がはっきりと画面に映し出されることはなかったが上空からの映像などでは藍夢君を含む11人が映し出され、会場から大きな拍手が送られた。
下地市長は「サッカーW杯は全世界の人が注目する大会で、その会場に國仲君が立っていることは本人もすごく感動していると思う。そして東小の児童たちも同じように感動していると思うのでこれを機会にみんなが頑張ってくれることを期待している」と話した。宮古サッカー協会の宮国敏弘会長も「藍夢君はエスコートキッズとして選手の興奮を抑え、フェアプレーの精神を持って試合に挑ませる役割をやり遂げたと思う。はっきりと画面上で見ることはできなかったがあの場所に間違いなく立っていたので素晴らしい経験ができたと思う」と述べた。
藍夢君と同じ3年生の平良成矢君と仲宗根紳斗君は「とてもうらやましかったし、自分たちもあの場所に立ちたかった。帰ってきたら誰と手をつないで何をしゃべったか聞きたい」と目を輝かせた。
大役を果たした藍夢君は23日午後6時に宮古島に帰ってくる。