産業・経済
2014年7月2日(水)9:00
イセエビ漁が解禁/荷川取漁港に水揚げ
宮古地区でのイセエビ漁が1日、解禁となり、市内の荷川取漁港には生きのいいイセエビが水揚げされた。重さが最大で2㌔ほどで、1㌔当たりの取引価格は例年並みの2500~3000円。来年3月までイセエビ漁は展開される。
イセエビは、県漁業調整規則で産卵期に当たる4月1日から翌年6月30までは禁漁期間に設定され、体長18㌢以下は捕獲禁止となっている。
イセエビは海中のサンゴ礁や岩礁の隙間などに生息。夜行性のため、夜間行動する。漁師らは、夜の潜水でイセエビを捕獲したりしている。
漁師でイセエビ漁歴約30年の津覇高雄さん(59)は「イセエビは高級食材。近年は乱獲の要因などで資源が減少している」と憂慮している。
市内でレストランを経営する長浜司さん(38)は、生きのいいイセエビ50㌔を仕入れた。「新鮮なイセエビ料理はこりこりして美味しい」とアピールした。