台風の進路にピリピリ/マンゴー農家
JTA、きょうから臨時便就航
マンゴーの出荷が本格化し、生産農家は箱詰め作業などに追われている。宮古空港ターミナル貨物地区には、国内発送されるマンゴーが次々と運び込まれている。日本トランスオーシャン航空(JTA)は出荷のピークに合わせて、6日から13日の間に那覇-宮古線の臨時便計6便を就航させる。生産農家は「積み残しが解消される。大変ありがたい」と大喜び。ただ、台風8号が接近しており進路が気掛かりだ。
宮古島産マンゴーの今期生産量は591㌧が見込まれている。出荷のピークは7月中旬まで続くとみられている。
JTAによると、今の季節は航空貨物代理店から持ち込まれる貨物の約7割はマンゴーという。
1日の輸送量は搭乗者数など、運航条件で変動があるが「可能な限り積み込んでいきたい」と話している。
航空便数や貨物スペースに限りがあるため出荷量が1日20㌧を超えると、その日の内に輸送しきれないマンゴーも出るという。
多い時で1日約900㌔を本土に出荷するという平良地区の生産農家は「『農園から自宅に直送』というのが売りなので、お客さまの指定した日に届けられるかが心配だ。航空会社の臨時便の就航はありがたいが、台風の進路が気になる」と箱詰め作業中もピリピリとした雰囲気だった。