宮古各地で1300戸が停電
各イベント延期や中止に
台風8号の影響で宮古島地方は7日の夜から各地で停電が発生した。沖縄電力宮古支店管内の停電戸数は台風接近と共に増加し、8日の午前8時に1300戸が停電となった。その後、復旧作業を行い停電戸数は減少したが午後から再び停電戸数が増加。午後4時に再びこれまでの最高戸数となる1300戸が停電となった。午後5時現在の停電戸数は1000戸となっている。
沖縄電力では「停電により不便を掛けているが、風雨が収まり次第、直ちに本格的な屋外での復旧作業を開始するので理解と協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
台風の影響で宮古島市立の小中学校、県立の高等学校や特別支援学校などは休校となり、路線バスは宮古本島の宮古協栄バス、八千代バス、伊良部島の共和バスが終日運休となった。
また、市内の大型スーパーは、一部が終日臨時休業となったほか、午後から営業を再開する店舗もあった。
そのほか、8日に予定してたイベントは「夏の交通安全県民運動宮古地区出発式」が中止。宮古介護福祉士の会の「介護技術研修」と宮古労働基準監督署の「建設業官民合同パトロール」は延期となっている。
いつもは観光客や車の往来の多い西里通りもこの日は1日閑散としていたが、夕方ごろから観光客が宿泊中のホテルから出てきて、開いている飲食店を探していた。
ある観光客は「これまでの報道からもっとすごいことになるかと思ったけどそんなに風も強くなかったので安心した。でも、店がみんな閉まっているのでこれからどうしようか困っている」と話した。