「肉、卵、チーズを主食に」
肥満、糖尿病改善で提唱/渡辺信幸さん
「日本人だからこそ『ご飯』を食べるな」の著者で知られる医師の渡辺信幸さん(医療法人沖縄徳洲会こくらクリニック院長)の医療講演会(主催・裸足ランニングショップ)が6日、市中央公民館で開かれた。渡辺さんは自身の経験や主食を卵にして糖尿病が治ったお年寄りを紹介し「肥満や糖尿病の原因は糖質の取りすぎ。炭水化物を控えて肉や卵、チーズを主食にすれば糖質摂取を簡単に減らすことができる」と語った。
講演で渡辺さんは「太る原因は糖質だけで、これを減らすことでダイエットになる」と話した。
また、「食べ物を口に入れたら30回はかむこと」と述べ「カムカムダイエット」を勧めた。
「米」と「糖」の漢字の由来を示し「米は砂糖と同じ」ことや、人類は狩猟生活から農耕生活に移っていったこと、肉食禁止の思想が根付いた日本、日本人が取ってきた穀類と野菜を主とした質素な食事などをスライドで紹介。「われわれの体は肉食でできている。高血圧は肉が不足しているから」などと持論を展開した。
病気にならない健康な体をつくるためには肉や卵、チーズ中心の食事をすることが大事」と渡辺さん。沖縄のソウルフードといわれる「ポーク卵」は栄養学的に素晴らしい食べ物だと説明した。
会場には、女性を中心に幅広い年齢層の人たちが参加。渡辺さんのユーモアあふれる口調や身ぶり手ぶりの話に聞き入っていた。