台風対策本部での飲酒に抗議/野党議員連絡会
議長には臨時会請求/市長、「自宅待機」批判に反論
新城元吉氏ら宮古島市野党議員連絡会の3氏が11日、下地敏彦市長を訪ね、「台風8号特別警報発令中の災害対策本部長室(市長室)での市長、幹部職員らの飲酒」について抗議文を提出し、市民への謝罪と市長の取るべき責任を求めた。真栄城徳彦議長には、飲酒問題を明らかにするための臨時議会の開会を請求した。
抗議には新城、上里樹、亀濱玲子の3氏が訪れた。
抗議は「暴風・波浪の特別警報発令中の災害の危険が迫る中、自らも飲酒し職員に酒を提供したことは言語道断」などと飲酒行為を批判した。
市長は抗議文の内容のほとんどは認めるとしたが、一部に書いてある「(台風対策本部を切り上げて自宅に戻ったとされる)行為は災害対策本部長として無責任極まりない行為」との表記に「それは違う」と反論。本部長が自宅待機し総務部長が本部に詰めるのはマニュアルに沿っているとし、同部分の削除か訂正を求めた。
亀浜氏は「台風警報が発令されている状態の中で市長は本部に来て、状況を判断すべきではないか」と主張。上里樹氏は「(自宅待機でもいいという内容の)マニュアルであれば、それは改正すべきだと思う」と述べた。
亀浜玲子氏は「市長が話したことを含め、本部長はどういう行動を取るべきか、議会で取り上げたい」と述べ、本部長の行動規範を議論する考えを示した。
議長への要請文は真栄城議長に代わって、議会事務局の伊波則知次長が受け取った。