マンゴーの出荷状況視察/西銘自民県連会長ら
自民党県連会長の西銘恒三郎衆議院議員が台風8号の被害やマンゴーの出荷状況視察のため、11日来島した。西銘氏には同県連政調会長の座喜味一幸県議会議員らが同行した。
早朝来島した西銘氏は、県宮古事務所で台風の被害状況報告を受けた後、大野果樹園を訪ね、マンゴーの被害が軽微だったことを確認した。
次に訪ねたJAの農産物集出荷場ではマンゴーの選果機がフル稼働し、大勢の職員らが選別作業に追われていた。
JAのマンゴー担当者は「1日に約10㌧入荷し、夕方入った物も翌日中には出荷している。積み残しは出ていない」と話した。
西銘氏は出荷が順調に進んでいることを聞き「よかった」と安堵の様子。今後に向けては「航空や船舶、運送会社、県の流通政策課と連携しながら、出荷のピークを乗り切れるよう対応策を検討していきたい」と考えを示した。
1日に10㌧のマンゴーを選別できる機械や広々とした野菜集荷エリアなどを備える新集出荷場は「野菜や果樹の生産拡大の力になる」と述べ、機能の十分な発揮に期待を寄せた。
従来急患輸送などを中心に使われてきた自衛隊ヘリがマンゴーを輸送したこと(10日)に見解を問われた西銘氏は「農家のためにという活動だったと理解している」と述べた。
自衛隊による宮古島のマンゴー輸送については自らも9日午前、防衛省に直接要請していたことを明らかにした。
西銘氏はきょう12日まで宮古に滞在し、農家を訪ねて台風の被害状況を調査する。