多良間村発展へ決意/伊良皆村長
就任一周年で激励会
【多良間】伊良皆光夫多良間村長の就任一周年激励会(主催・同実行委員会)が12日午後6時から、多良間小学校体育館で開催された。大勢の支持者らが集い一周年を祝福。村長は2年目に向けて「村民が何を考え、何を望んでいるのか」を常に考え、「村民の皆様と手を携えながら『大好きな多良間村の発展』のために全力投球する」と決意を新たにした。舞台では有志らが多彩な余興を披露し、盛り上げた。
伊良皆村長は2013年7月8日、「きらりと輝く ゆか●(●はりに○)村を目指して」を信条に、初登庁し一年経過した。
仲本春一後援会長は「就任1年の間に多良間村は大きく発展した。今後とも豊かな村づくりに頑張ってほしい」と激励した。
激励会実行委員会の豊見城玄淳代表は「多良間村の将来ビジョンは、村長の強い働きかけにより、その姿が見えてきた」と実績を評価。今後についても村長を先頭に、一人一人の力を結集し、飛躍的に発展していくことを祈念した。
安里哲氏と兼本武雄氏が激励のあいさつを述べた。
次いで伊良皆村長があいさつに立ち、1年間の実績として①村制施行百周年記念関連事業②石垣市での感謝の碑建立③多良間~石垣航空路線の再開要請④新製糖工場・集中脱葉機の新設予算化要請-などを挙げた。多良間~石垣路線は確実なところまでこぎ着けたという。
村長は実績の中でも「サトウキビ全農家のエコファーマー認定は全国初の快挙」と強調した。
今後の課題には、過疎化対策を挙げ、具体策に雇用の場創出や子育てしやすい環境づくり、教育の向上、医療福祉の充実などによる「住みたい村づくり」を示した。
新しい取り組みとしては「世界農業遺産登録」に挑戦する。申請内容には村独特の福木林、包護林、島を守る防潮・防風林などの自然と文化、芸能、祭りや生活の営みなどを網羅するという。
懇親会では最初に、伊良皆村長のますますの活躍を願い乾杯が行われた。舞台は「かぎやで風」で幕を開けた。次々と繰り広げられる華麗な余興に、参加者らが拍手を送った。