下地市長が市民に謝罪/特別警報中の飲酒
「申し訳なかった」/自身処分へ、議会で表明
下地敏彦市長は16日、台風8号接近に伴う特別警報中の自らの飲酒行為について「大変市民には申し訳なかったと思っている」と謝罪した。24日の市議会臨時会の場で、市民への謝罪と併せて自身の処分内容を表明する。市議会21世紀新風会の要求に応えた。
下地市長は12日に市内で開かれたイベントでもこの問題に触れ「市民に心配を掛けたことを大変反省している」と述べているが、今回は「申し訳なかった」という言葉を発し、謝罪の姿勢を明確にした。
新風会はこの日の要請で下地市長の行為を痛烈に批判した。「市長室においていかなる事情があったにせよ酒席を設けたことは市民に到底受け入れられるものではなく、配下の警戒体制にあった職員にも理解を得られるものではない」などと指摘。「市長の軽率な行為は全国マスコミでも報じられ本市の信用を大きく失墜させた。甚だ遺憾だ」と猛省および信頼回復に向けた責任ある対応、市民への公式な謝罪を求めた。
これに下地市長は「市民の生命と財産をしっかり預かるべき対策本部長として軽率な行為であったと深く反省している」と述べ、同会の批判を受け止めた。
その上で「24日には臨時議会が開催される。その場においても市民に謝罪したいというふうに思う。私自身の処分についても考え方を表明したい。大変、申し訳ございませんでした」と謝罪した。
要請後、新風会の新里聡会長は「しかるべき対応を取らないと信頼回復は図れない。今はどこでも『市がたるんでいる』とささやかれている。緊張感をもって仕事に当たってほしい」と下地市長ほか市職員全体の姿勢にくぎを刺した。