宮古-東京直行便 就航25周年の節目祝う/JTA
マンゴーや記念品贈る/宮古空港で歓迎セレモニー
日本トランスオーシャン航空(JTA、丸川潔社長)の宮古-東京直行便は22日、1989年7月22日の就航開始から25周年を迎えた。節目を祝して、JTAは宮古島市、宮古島観光協会、宮古島商工会議所の関係者らとともに宮古空港で同便での来島者を出迎え、マンゴーやメッセージカード、来島証明書などの記念品を無料配布した。
午前9時40分に宮古空港へ到着したこの日の直行便には、子供6人を含む144人が搭乗。客室乗務員3人は宮古出身者が乗務していた。
25周年の節目の便に搭乗した乗客を歓迎するため、市は155個のマンゴーを、観光協会は来島証明書を提供。JTAは職員が1枚1枚手書きしたメッセージカードやポストカードなどの記念品を用意した。
空港到着ロビーでは、JTA宮古支社の金城徹支社長はじめ同社職員、ミス宮古島(ティダ)の崎原真七実さん、市観光商工局や観光協会、商工会議所の関係者らが横断幕を持って乗客を出迎えた。乗客が到着ロビーへ出てくると、1人に1個のマンゴーと記念品の詰め合わせ袋がプレゼントされた。
観光のため東京から家族4人で来島した渡辺智興さん(38)は「25周年とは知らずに乗っていて、機内のアナウンスで初めて知った。こんなに立派なマンゴーをもらえ、すごくうれしい」と笑顔を見せた。
金城支社長は「今はJTAしか就航させていない本土への直行便。25年間、安全に運航できたのは地元に支えられてきた結果。市が目標に掲げる観光入域客数50万人の達成を一緒になって目指していきたい。併せて、宮古の物産も広めていけるよう協力していきたい」と語った。
南西航空時代に開設された宮古-東京直行便は、ボーイング737-400型機を使用し1日1往復2便が就航。2013年には搭乗旅客数200万人を達成している。