市長給料30%カット上程へ/きょう市議会臨時会
飲酒問題で市民への謝罪も
下地敏彦市長は23日、台風8号接近に伴う特別警報発令中に市長室で飲酒したことの責任を取り、自らの給料(月額83万円)を3カ月間にわたり30%カットする条例案を24日に開会する宮古島市議会(真栄城徳彦議長)の臨時会に提案する。当初、下地市長は15%カットの3カ月間とし、市議会議員に説明していたが減額幅を広げた。下地市長はまた、同臨時会で市民に対し謝罪を行う予定だ。
臨時会で条例案が可決、制定されれば8月1日~10月31日まで、下地市長の給料は24万9000円カットの月額58万1000円が支給される。
臨時会ではまた、下地市長の飲酒問題を巡り、市議会野党議員連絡会(新城元吉会長)が飲酒問題を明らかにする調査特別委員会設置を求める動議を提出する。
動議案は、提案者と賛成者2人以上の計3人以上で提案できる。同連絡会の構成議員は3人で、動議を提案する条件は満たしているものの、議事日程に追加するかは議員の過半数の賛成が必要。
同委員会の設置を求めることについては、18日に行われた市議会運営委員会(棚原芳樹委員長)で「臨時会に取り上げる必要はない」として退けられている。市議会構成は与党が安定多数を占めていることから否決の可能性が高い。
そのほか上程される議案は▽2014年度一般会計補正予算(総額5100万円)▽市クリーンセンター上野工場解体工事請負契約▽狩俣小校舎改築工事(建築・解体)請負契約-の計4件。