特別警報中の飲酒に抗議/市民の会主催
市長辞任求め集会/40人参加し責任追及
台風8号接近に伴う特別警報発令中の下地敏彦市長の飲酒問題に抗議する市民集会(主催・同問題に抗議する市民の会)が23日、市役所平良庁舎前で行われた。市民ら約40人が参加し、「市長失格」「市長としての意識がない」などと下地市長の責任を追及。「市長の即時辞任を求める」とした抗議決議を全会一致で採択した。
同市民の会は市民有志で19日に発足した。共同代表は長濱幸男さん、國仲富美男さん、平良久美子さん。
市民集会で主催者を代表して共同代表の長濱さんは、下地市長の飲酒は全国に報道されていると指摘。「特別警報中の指揮官としての職務を放棄した。人命軽視も甚だしい」と糾弾した。
その上で「言い訳や弁解に終始している。即刻、辞任すべきだ」と述べた。
参加者がそれぞれマイクを持ち「市長の行動は決して許されるべきではない」(男性)、「宮古島市の汚名返上ためにも立ち上がろう」(同)、「市長としては失格。即刻やめてほしい」(女性)などの声を上げた。
市議会野党議員を代表して新城元吉さんは「議会では野党少数だが、市民からは大きな声が上がっていると実感している。それぞれの立場から声を上げ、大きな市民運動につなげていこう」と訴えた。
同会事務局の三浦春彦さんが「市民の生命、財産を守るべき市長としては不適格であり、謝罪と減給で済む問題ではない。下地市長に強く抗議するとともに即時辞任を求める」とした「抗議決議」を読み上げ、全会一致で採択した。
同抗議決議文は下地市長に手渡す。